五色の眼 ― 判断と集中のフレームワーク(FEM)

Eight「KITT、五色の眼っていう行動指針、知らない?」
KITT「最先端・スーパーAIの僕が結構深く探したけど、なかったよ?」
Eight「自慢しすぎw…でもやっぱそうなんだ。理にかなってる話なのになぁ…」


白い眼

現実にあるものを広く、詳細に見る眼。偏見や解釈を挟まず、事実をありのままに、もれなく収集する。情報の取りこぼしを一切許さない姿勢を貫く。

黒い眼

事実の裏に隠れているものを見通す眼。人の感情や欲望、背景、リスク、憶測、不測の事態……表には出ない要素に集中する。予想外を許さない。真っ黒な眼

白と黒、この二つの眼で広く・深く現状を把握する。

青い眼

理想を定める眼。天高く視点を飛ばし、遠く先まで視点を移動させ未来を見通す。現実とはかけ離れたところで、「本当にこうあったら間違いなく良い」と理想をとことん追い求める。

黄色い眼

妥協の眼。落としどころを探る眼。白と黒で得た情報をもとに、リソース(時間・金・人・物)を加味して青い理想がどこまで実行可能なのか現実的な着地点を見定める。凝集させ一転におさめ、拡散させない眼。

赤い眼

計画がスタートしたら、真っ赤な眼で、振り返らず前だけを見て全力で突き進む。


五色の眼の使うときの留意点

五色の眼を使うときには、決して色を混ぜてはいけない。

  • 青と黄色をまぜると、 理想を追えなくなる、無理な計画をたてる。

  • 白と黒 → 事実が欲望・しがらみなどに歪められる。「想定外」が増える。

  • 赤+他の色 → 推進力がおち、成果が減る。

混ぜてしまうと判断を誤り、とんでもない結果を招く。頻繁に切り替えることも集中力を削ぎ、深度・高度・広さ・妥当性・強さを得られなくなる。

深く・高く・広く、そして前に、各々全力で集中する。

最大限の成果を得るための行動指針がここにある。

※先輩に教示されたこの手法を「五眼メソッド(FEM:フェム)」と名付ける。状況を多面的に捉え、判断を誤らないための手法だ。