Azureの物語

Eight:アジャーが “空” っていうのはなんか物語がありそうだね。

KITT:
そのとおり。「Azure=空色」にはちゃんと物語がある。
雨上がりの空の青——azure。
語源をたどると、ペルシアのラピスラズリ(lāžvard)に行き着く。
石の青が、アラビア語 al-lāzaward を経て、フランス語 azur に。やがて「空色」を意味する言葉になった。
雲の上で動く計算に、空の名を与える。クラウドの名づけとして、これ以上まっすぐな由来はない。

Eight:なんかMSの応援してるみたいだな。(笑)ちなみに “ラピスラズリ” ってなんだっけ?

KITT:
ラピスラズリは濃い群青の半貴石。
主成分はラズライト、白い方解石や金色の黄鉄鉱が混じって星空みたいに見えることが多い。 粉にするとウルトラマリンという顔料で、ルネサンス期は聖画の青に使われた。
古来の名産はアフガニスタンのバダフシャーン。
語源は lapis(石)+ lāzaward(青/産地名)。“azure(空色)”と語源がつながる。

Eight: もうなんかこのままZineに載せてもいい感じだね。たまにはそういうことしてみようかな?

今回はチャット表示にチャレンジしてみました。